校長あいさつ

【学校だより】より  

 自然豊かな田主丸に、今年も春がやってきました。野鳥の可愛い鳴き声も響く中、校舎横の桜は、どこの桜よりも早く咲き始め驚きました。新学期には散ってしまうかな、と心配していましたが、葉桜になりながらも、子どもたちの登校を待ちわびていたようです。このような素晴らしい環境の中で子どもたちと過ごせることに喜びを感じる毎日です。

 小学部7名、中学部7名、高等部9名の計23名が揃い、令和八年度がスタートしました。今年度も田主丸特別支援学校で勤務できることに感謝しながら、児童生徒に会える日を楽しみにしていました。今年度もよろしくお願いします。

 春休みの約二週間で子どもたちは一気に成長していて驚きました。朝の挨拶や返事もしっかりできたり、後輩のお世話ができたりと、目を見張ることばかりです。始業式、入学式を終え、新しいクラスや担任との出会いを経験し、子どもたちも少しずつ学校生活のリズムを取り戻し、自分らしく過ごすことができているように感じます。

 今年度、特に力を入れたいと思っていることは、「学習集団を広げること」です。昨年に比べ児童生徒数が少なくなりましたが、これは、教職員が子どもたち一人ひとりと、より一層、じっくりと向き合うことができるようになるということです。反面、学校生活を共にする仲間の範囲が小さくなってしまうことも意味しています。昨年から取り組んでいる、学年・学部を超えた「縦割り」でのグループ編成など、様々な工夫を凝らしながら学びの集団を広げていく必要があります。また、校外学習や宿泊体験等の行事の中でも、今まで以上に学校外の人たちとの関りを広げ深めることで、子どもたちに多くの経験をしてほしいと考えています。その中で、例えば、自然の素晴らしさや働くことの大変さ、地域の特徴などについて、より深く学ぶ機会を作りながら、子どもたちの成長を促してまいります。

 子どもたちが「やってみたい」と興味を持ったタイミングを見逃さず、「できた」という達成感や自信を一つずつ積み重ねることができるよう教育活動を展開してまいります。今年度もより一層、保護者の皆様と連携をとりながら、子どもたちを育んでいきたいと思います。これからも、本校の教育活動に関心を持っていただき、何かお気づきの点がありましたら、本校職員にお声かけいただきたいと思います。

 最後に、保護者、地域、関係機関の皆様には、本年度も本校の教育活動へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年4月1日  校長  大石 千加